今回の作品は”天女の羽衣”フリーリングです。
最近は彫刻したフリーリングの型に飽きてしまい全然フリーリングを作ってなかったのですが天使画や神の画をデザインしてる中
羽衣を纏うケースが多かったのでアクセサリーにしてみてはと思い作ってみました。
ついでにちょうど地元の滋賀に羽衣伝説のある余呉があるのでそちらに行ってみました。
この銅像目当てに来たのですがどこにあるか分からず余呉湖を一周してしまいました・・・ 案外近かったのね(笑)
この作品の苦労したところはいかに布っぽく見せれるかってことですね。
金属ですから固いものですしふわふわ動いたりしませんから動きを見せようと考えました。
羽衣の布端のひらひらした感じを出すためにまず出来る限り薄くする、とにかく薄くすればあの波状の動きが再現できるだろうとひたすら地金を叩きまくりました。
火で熱してなまし叩くまた熱しては叩くの繰り返し薄さ0.1mmぐらいでしょうかそれぐらいになったら波状に曲げていきます。
それを両端ともに作ってそのままではボートのオールっぽいので布の質感を出すために槌目打ちで凹凸を施しています。
そしてそれを指輪状に輪を作るのですが羽衣のようにふわふわ感を出すためまっすぐ曲げずくねくねさせて動きを出します。 で!完成ですね。
こちらの作品も同じものができない一点ものとなってしまいました。
特に波状部分と最後の動きを出すための曲げが感性的なものとなってます。
さて次は羽衣のネックレスを作ってみようと思います。